自分の家とその敷地ぐらいしか目ぼしい財産がない、ごく一般的なサラリーマンにとって、居住用財産の三〇〇〇万円特別控除は、まさに恩典の名に値するといえるでしょう。しかし、いくらこの恩典があるからといって、あまり無計画にマイホームを買い換えたりすると思わぬ火傷をすることがあります。というのは、この恩典には、「三年に一回」しか浴せないからです。たとえば、二年連統してマイホームを買い換え、目の玉のとび出るよ
恩典は、三年に一回しか受けられない... の続きを読む
最も注目されていたのは帝国ホテルだった。日比谷通りに面するホテルで、不動産だけで軽く株式時価総額を上回る代表銘柄だった。その帝国ホテルを射止めたのは、外資ではなく三井不動産だった。「日比谷地区の再開発やリゾート・ホテルなどで協力したい」。07年9月28日、会見に臨んだ岩沙弘道社長はこう強調した。三井不動産は帝国ホテルの大株主である国際興業から帝国ホテル株式の33%を取得した。買収額は862億円にの
三井不動産による再開発... の続きを読む
最近の営業マンは、とにかくサービスを本意として営業しなければ、なかなか面倒な不動産の売買は、活発に行われません。まして、地方の物件については、東京の人達はどのようにしていいのかわからないわけであり、そのノウハウを持っている東京の仲介業者や営業マンが、すべてこれを代行してやってくれるとあれば、これは上手に活用すべきでしょう。もちろん、これらの業者は写真やさまざまな資料を見せてくれますので、心配するこ
業者とうまく提携することでローンが組める... の続きを読む
1980年代後半の地価高騰、バブル経済の膨張があまりにも鮮明に記憶されているので、これが空前の土地の値上がりと思われている人も多いと思いますが、実はそうではありません。全国の市街地の平均地価でみると、今回の値上がり規模はむしろ小規模な方に属します。たしかに東京を中心とした首都圏や大阪圏、名古屋圏などの地域での値上がりは大幅だったけれども、地方都市を含めた全国ベースでは、以前、もっと猛烈な高騰期があ
戦後4度の大波... の続きを読む
関係者は震え上がった。不動産証券化業務に最初に出された処分である業務停止命令は極めて重い処分だった。処分には業務改善命令と業務停止命令があり、多くは業務改善命令にとどまるが、金融庁が悪質とみなした案件で停止命令が出される。しかも、処分の対象が証券会社、信託銀行、銀行それぞれに対して出されグループぐるみで不適切な行為をしていた実態を浮き彫りにした。不正な不動産証券化にメスを入れようとする金融庁の強い
初めての業務停止命令... の続きを読む
住宅金融の主流をなすのは民間の住宅ローンだが、これはいろいろな金融機関が扱っており、その方法、仕組み、条件等は金融機関により異なっている。剛銀行などの住宅ローン民間住宅ローンの中心は、銀行などが行っているものだが、これには提携方式と非提携方式とがある。提携方式は、金融機関が住宅・不動産会社と提携し、個人の信用・担保力に住宅・不動産会社の信用・担保力を加えて、住宅購入者に融資するものである。希望者は
民間住宅ローンについて... の続きを読む
日本不動産協会の最近の調査によれば、借地をしている人の八〇%は借地したことにはぼ満足しているが、土地を貸している地主のほうは、約六〇%が強い不満を抱き、「二度と貸したくない」などと考えている。そして契約期間の満ちたときに返還を求めた地主のうち、返還が実現できたのは三分の一だけである。このような状態では、地主が土地を貸したがらないのは無理ないと思われる。ただ地主にとってよいことは、期限がくれば何がし
日本不動産協会の最近の調査... の続きを読む
「二十一世紀ビジョン」はきわめて明確に、”大手の突出”を是認したうえで、次のような将来像、役割分化を指摘している。「(1)大手ゼネコン=拡建設、国際競争力の強化、全般的技術開発」「(2)中堅ゼネコン=拡建設、独自の経営戦略に基づく技術開発」「(3)中小ゼネコン=地域ニーズへの的確な対応、周辺事業への進出」「(4)専門工事業=建設生産システムの合理化、責任施工体制の確立、自立した高付加価値経営」「(
二一世紀に向かう建設業の姿... の続きを読む
書類を見れば確かに書いてはあるんですけど、分かりにくいですよ素人には。情報誌なんかで、これがいいかなと選んで、実際に三点セットを見ると、ややこしい権利関係なんかがあって、もうそれだけでダメですわ」一戸建ての難しさがここにある。中には借地で建物だけが競売にかかるケースもある。借地権がついているのだが、借地借家法改定以降は、以前ほど強い権利ではないためあまり意味がない。安いからといってよく書類を見ない
見なくても内装の傷みが想像できる... の続きを読む
年末時点のローン残高に応じて納めた税金が還付される、住宅ローン控除。控除を受けるには、トータルの返済期間が10年以上という要件があります。たとえば借り入れから3年後に借り換えをする場介、新しいローンを6年返済で借りると、「3年+6年」でトータルの返済期間は9年。10年以下になってしまうので、住宅ローン控除は受けられなくなります。また繰り上げ返済をすることで期間が短縮され、トータルの返済期間が10年
ローン控除の返済期間要件に注意... の続きを読む
シールド工法とは、地下をもぐらが進むようにトンネルを掘り進む技術で、地下鉄、上下水道、電線やガス管、情報通信網などの都市基盤整備に欠かせなく、最近は技術進歩により海底トンネル、たとえば東京湾横断道路建設に活用されようとしている。地上や周辺に大型、大量の作業用構造物が必要ではなく、都市機能を損なう恐れがないうえ、掘削スピードが飛躍的に向上した。約二〇〇年前、英国ロンドンのテムズ河を潜るトンネルで初め
シールド工法とは... の続きを読む
売買契約を締結して、建物の完成を待っている人も気が気ではないはずだ。契約を結んだときの金利で計算すると毎月返済額は10万円だったのか、完成したときの金利で計算すると12万円に増えてしまうといったことも十分にあり得る。それがいやなら、契約をやめるしかないか、そうすると手付金を没収されるため、やむなく購入というケースも出てくるだろう。最初のうちは何とかやりくりできても、やがて蓄えを切り崩してローン返済
住宅ローンの破綻をキッカケとする自己破産の増加... の続きを読む
どんな分野においても、一定のレベルに達すると、追い風に乗ったがごとく成長してゆくことが多い。私はこれを「自動成長点」と名づけている。大半の人は、この自動成長点に達する前に、「自分はこの仕事に向いていない」「自分はこのスポーツに向いていない」「この事業はもはや競争が多くてだめだ」と諦めてしまい、成功があと一歩というところであったのに自ら身を引いてしまって、成功のチャンスを取り逃している。財産づくりに
「蓄財水準点」とは... の続きを読む
親名義の不動産を売ってもいいか、と兄が聞いてきた。親は現在二人とも入院中で、退院できるめどはたっていない。たとえ退院できたとしても、老夫婦二人では暮らしていけそうにない。退院したら兄の家に身を寄せるだろう。また、入院費がかさんで、火の車なのだそうだ。そこで、不動産売買を思いついたらしい。今まで暮らしていた家と土地を売ったお金を入院費にしたり、兄の家で親と同居するための支度金にしたりしようと考えてい
身を助ける不動産売買... の続きを読む
私の家は45坪の小さな家で不自由なく暮らしていました。家族は5人で、娘が3人。いずれ娘たちはそれぞれに家庭を持ち、老後は家内と2人でゆっくり暮らすのだろうと思っていました。住宅ローンを払い終えた頃、となりの小さな古屋が売り出されました。古屋付きで、土地も小さいことから値段も破格値。物置になればいいかな…と思い購入。いずれ2人暮らしになるのだから必要ないと家内には言われましたが、そのときはどうしても
土地を買い足して良かったです... の続きを読む
東証マザーズなどの新興企業向け市場の創設に伴い、設立後間もない赤字会社でも公開の可能性が広がりました。しかし、そのような会社への投資はリスクが高く、投資家にとって自己責任負担が増加することになります。会社に魅力を感じてもらい、その将来性に投資してもらうには、株式市場で義務付けられている情報開示だけでは情報不足といえます。そのため、会社はIR活動を行い、投資家に自社の詳細な情報を積極的に開示すること
M&Aによる「株式の持ち合い」は解消の方向へ... の続きを読む
隅田川の岸には現在も製靴会社の工場があるが、この地が近代日本の洋式軍備化を支えた証拠である。明治の日本人が最初に作った軍需物資のひとつは革製の軍靴だった。日本の高級紳士靴や小学生のランドセルの源流は、日清戦争時に日本兵が履いた軍靴にあったのである。千住の街並みは、北千住駅を中心に広がる商店街や住宅街が入り交じって構成されている。駅前にはルミネや丸井、イトーヨーカドーがあり、商店街も充実しているので
共稼ぎの世帯ならば比較的楽にローンが組める... の続きを読む
管理サービスの内容に対して委託費が適正かどうか、他の管理会社はどのくらいの委託費で業務を行っているのか、管理会社の経営状態は健全といえるのか、親会社はどこなのか、長期修繕計画の作成能力はあるのか、居住者から徴収する管理費や修繕積立金などをどのように保管するのか、などを明示させようというのだ。開示の方法は、高層住宅管理業協会のインターネット・ホームページ「マンション管理会社要覧」で閲覧できるようにし
管理サービスの内容に対して委託費が適正か... の続きを読む
格付け機関は、審査段階ですべての担保不動産を調査し、債務者の与信リスクを検証するわけではない。多くはキャッシュフローを検証し、さまざまなデータと照らし合わせて、債務者の破綻リスクや期限前返済を予測するにすぎない。例えば、最高格付とされる「AAA」であっても、デフォルト(債務不履行)リスクがゼロということではない。実際に、「AAA」格付けが付与されているもののなかには首を傾げたくなるものもある。サブ
格付機関の責任... の続きを読む
建物の建つ方角や間取りなどで吉凶を占う「家相」というのがある。迷信だ。ほとんどの人がそう思っている。それでも、いざ家を建てる時にはその迷信を気にしてしまうのだ。迷信は信じないが、万が一、良くないことが起きたら困るので一応「鬼門と裏鬼門」を考えて方位を決める。たいていの人がそう言う。心のどこかでそうした迷信を信じているのだ。家を建てる時、ふと鬼門のことを思い出した。大まかな図面ができてからだ。高島易
鬼門と裏鬼門... の続きを読む
蛇足にもう一つ。「アテにならない」ということばは、木材からきたことを話しておこう。急な斜面に木材が生育すると、根は斜面にしっかりと張っていないと倒れてしまう。幹は、真っ直ぐに伸びたいので急激にまがって垂直に立ちあがってゆく。斜面に生育した木材の木目の美しいのは、急激に曲がった「アテ」というところ。力が長期間かかっているので変化にとんだ力強い木目がそこに現れる。ところが、製材をするとこの部分は、長い
木が急激に曲がった「アテ」に因む諺、「アテにならな... の続きを読む
住宅ローンを考えるにあたって注意が必要なのは、「借りられること」と「返済できること」は同じではない点です。借入可能額は、金融機関が借り手の年収や勤続年数、ほかのローン借入額などを審査して、はじき出す数字です。しかし、これは形式的な分析であって、各家庭の内情まで加味したものではありません。たとえば、これから子どもが進学するのが公立か私立かによっても、家計のゆとりは変わってきます。高齢者の親のいる家族
安心な返済計画はどのように立てればいいの?... の続きを読む
狭い国土の日本、複雑な形で残ってしまった土地を有効活用しようと地主さんはいろいろ考えます。おそらくアメリカのような広い国土だとこんな土地で頭を悩ませる人はいないでしょう。よく見かけるのが交差点に面した角地。車が左折右折しやすいようにと角を削り、三角になってしまった。このまま残しておくのはもったいないと、自動販売機・宝くじ販売所・看板を設置。またL字になった場所で余った細長い部分をバイクの駐車場に。
日本ならではの土地活用... の続きを読む
知り合いの方が、今度、アパートを出ることになったからという話しを聞きました。あっそうなんですかとそれ以上の話しはしませんでした。それからちょっとあとに、何気なくなんで?と聞いてみると、「アパートが取り壊されるから、入居者全員出なければならないんだって」という答えでした。それを聞いて納得しました。それから、数ヵ月後にその友人家族はアパートを出ました。いつそのアパートが取り壊されるのかなぁ?と気にして
賃貸アパートの一番の問題は騒音... の続きを読む
新築一戸建てを購入する際にもちろん建物ができあがっていくのを見れたり、自分の希望の家が建っていったりと楽しみなことがたくさんありますが、私の中では「出会い」もすごくいいものがありました。一番の出会いは担当してくださった大工さんです。見ためはほんと堅そうで厳しそうな親方さんとその下で働くお弟子さんのような2人が我が家の家を建ててくださいました。最初の出会いは地鎮祭で挨拶をしたこと。そこから週に3日は
新築一戸建ての購入と出会い... の続きを読む
都内の高層マンションに友人が引越したので、お祝も兼ねて遊びに行って来ました♪この友人、最近までそこから徒歩5,6分のコーポに住んでて何度か遊びに行った事があったので迷う事なく到着!以前から、何十階レベルの高い所に住みたいと言ってましたが…出向いてみると超高かったです☆実は、狙いの1つは趣味のカメラで街並みを激写するコト!私も彼女も学生時代は写真部なのです♪夕昏の風景が痺れる位にキレイ。私も早速撮影
高層マンションから風景を激写☆... の続きを読む
中古マンションは建物自体の傷み具合は目でチェックできますが、管理面はどうチェックすればよいでしょうか。中古マンションは新築時の施工会社の質と維持管理会社の内容で、その物件の質がわかるケースが多いものです。耐久性のある集合住宅であり、長く住み続けるため、長期にわたって維持できる物件である必要があります。購入する物件の名称から判断できるのは、一般的に販売業者であって施工業者ではありません。施工業者名は
新築時のパンフレットや管理規約を入手して確認する... の続きを読む
不動産鑑定業者、不動産鑑定士の商品である「不動産鑑定書」は、実際に鑑定した不動産鑑定士、あるいは不動産鑑定士補がその資格を明示して署名押印し、鑑定業者から交付される。つまり、鑑定書には鑑定業者印と鑑定士印の二つが必要となる。「本鑑定」と称する不動産鑑定書はA4判またはB4判の用紙で数十ページにわたるもので、見栄えのする文章を作成するにも数ヵ月かかる内容だ。厚みのある、重々しく学術的に見える不動産鑑
分厚い鑑定書は必要か... の続きを読む
会社同士の合併など当たり前、社内の昇格にも試験があったり、上司にゴマをするだけではなかなか思うような出世もなく、プレッシャーばかりでさびしい人生を送るサラリーマンが増えているようです。そんな熾烈な出世競争に明け暮れる会社の中で、お気づきになりませんか。ひとり、ひたすらマイペースに日々を過ごしているおじさんがいることを。会社には定時にちゃんと出社する。そのかわり、あまり残業もせずに5時を過ぎると、「
あなたの周りにもいる「不動産でラクラク」な勤め人... の続きを読む
今までにこんなことはなかった。何しろ住宅金融公庫の融資が年利四%前後であり、民間の金融機関の住宅ローンも、変動で年利四%半ばの低利で借りられる。こんなに安い金利を放っておく手はない。一般に、住宅の値段は、年収の五倍程度が一応の目安とされるが、実際に、皆が「マイホームを買おう」という気持ちになるのは物件の価格だけではない。金利や所得の伸びに関係しているのだ。現在の状況はどうかというと、給与の伸びは不
低金利の今を見逃すな... の続きを読む
適用を受ける新築住宅、中古住宅の要件は次のようになっています。〈新築住宅の場合〉(1)家屋の床面積の二分の一以上をもっぱら居住の用に供されるもの。(2)一棟の家屋で床面積が四〇平方m以上であるもの。(3)一棟の家屋で、その構造上区分された数個の部分を独立して住居そのほかの用途に供することができるものについて、その各部分を区分所有する場合には、その人の区分所有する部分の床面積が四〇平方m以上であるも
適用を受ける住宅の要件... の続きを読む
住宅ローンの仕組みをしっかりと知っていませんと、後でとんでもない失敗をすることになります。このようなことは、現実に経験した人でなければ自信を持ってアドバイスすることはできません。私もバブルの時に、変動金利の恐ろしさをいやというほど知らされた1人なのです。いまの住宅ローンで誰でも借りられて、しかも金利が安いのは、何といっても住宅金融公庫のさまざまな融資です。なぜかといいますと、
(1)年金融
「住宅金融公庫」はバラ色だがこの点には注意... の続きを読む
日本の人口と世帯数の減少は、既定の事実である。にもかかわらず、この一〇年間、新築マンション・建売住宅・賃貸住宅は大量に供給されてきた。リーマン・ショック後は、さすがにこの大量供給の動きにもブレーキがかかっているが、他産業で在庫調整が優先されるような状況でも、住宅については、高い水準での供給が続いた。特に東京・大阪の二大都市圈では、過去に例を見ないほどにマンションや建売住宅が大量に供給された。また低
空き家は増え続け、全国で約七六〇万戸... の続きを読む
今回は、単にローン控除額を拡大するだけではなく、ローンを利用しない人についても、所得税控除を実施しようという構想もある。購入額の一定割合について所得税から控除できるようにしようというもので、ローンを利用しない富裕層まで恩恵を拡充していこうということで、まさになりふり構わず景気回復につなげたいという政府の思いを見て取ることができる。しかも、小泉改革によって国から地方への税源移譲が進み、所得税を減らし
所得税・住民税の控除により住宅投資促進効果を期待... の続きを読む
幅員はきちんと4メートル以上確保されているかどうか(4メートル未満だと敷地が道路の一部とみなされ、実質敷地が減らされる)、接道は2メートル以上あるかどうか(接道が2メートル未満だと建物が建築できない)、道路の種別は何か、公道なのか私道なのか、私道の場合、所有者は何人いて誰なのか(前面道路が私道の場合、工事の内容によっては所有者全員の承諾が必要であり、一番トラブルが発生しやすい)、また、日照、通風な
前面道路の確認... の続きを読む
子供に家の絵を描かせるとたいがい三角屋根の家を描きますが、完成した絵をみてみるといかに屋根の形状や色がその家のイメージを決めているかがわかります。子供の絵であれば色とかたちだけですが、実際にはこれに材料というもっとも重要な要素が加わります。一般的に屋根の構造には二種類あって、ひとつは小屋組をつくって屋根をかける方法、もうひとつは陸屋根といって天井がそのまま屋根になっているまっ平らなものです。木造の
無限のバリエーションが考えられる... の続きを読む