家計の金融資産は1500兆円

2011.09.30

日本の家計は、1500兆円近い金融資産を持っています。1999年に1400兆円に達した家計部門(含む個人企業)の金融資産残高は、ITバブルの崩壊などで一時的に減少しますか、ほぼ一貫して増加を続けています。2007年6月には、1571兆円とピークに達しました。その後、サブプライム問題などの金融危機で株価の下落から減少に転じ、2009年末には1453兆円になっています(日本銀行「資金循環統計」)。「金融資産」というのは、不動産や貴金属などの「実物資産」に対する言葉で、現金・預金などのほかに株式・債券などの有価証券や年金・保険などの金銭的な請求権も含まれています。なかでも株式は、その時々の株価によって価値が大きく変動しますので、以下ではおおざっぱに1500兆円と考えてみましょう。そうすると日本の世帯数は約5000万世帯(社会保障・人口問題研究所の予測、2010年一般世帯数5029万世帯)ですから、一世帯当たりにすると約3000万円になります。けれども日本の家計がすべて、平均で3000万円の金融資産を持っているというのは、どうも実感に合いません。1500兆円もの金融資産は、一体誰が持っているのでしょうか。

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