回復したのは五十三年、五十四年であった。しかし五十四年の水準でも四十八年のピーク時の一三%減である。それでも五十年に比べると二割増加した。しかし、増加もこの年までで再び減少に転じ、五十六年はほぼ五十年の水準に逆戻りしてしまった。工事予定金額は、五十四年〜五十六年の三年間、建築費の値上りでほぼ二二兆円台と横ばいだが、床面績は五十五年は前年比九・九%減、五十六年も同八・三%減といずれも減少している。床面績は二億四、五三〇万平方メートルから二億二七一万平方メートルと四、二五九万平方メートル減少している。
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この床面積はピーク時のほぼ三割減の水準である。このような建築床面積の水準は、住宅投資の回復が大きく期待できず、また、比率の高い商業・サービス業関係などが横ばい状況になったこともあり、ここ当分続くとの予想が多くなっている。建築の実質工事量の増加が難しい時代に入ったといえよう。